近い遠い
2012年 10月 14日
体調を崩したので、今週末に予定していた東京行きは中止。
参加したい講演会があって、2ヶ月ほど前から行くことを決めていた。1ヶ月前には往復のチケットも購入。東京や近郊にいる友人たちにも会う予定で楽しみにしていた。
しかし、数日前から体調がおかしかった。あれあれ?って間に、先日泊まりで遊びに行った時に一緒だった、友人の子どもちゃんたちの症状に似てきた。
そこでもらった風邪かも?と思いつつ、いろいろ手を打ってはみたものの、出発の朝も体調は今ひとつ。熱っぽいせいか立ちくらみのようなものも。
東京だと、どうしても歩きで移動する距離も長くなるし、人ごみの中を今の体調で2日間通して過ごせるかなと不安になった。
そして、泣く泣く断念。
行けなくなったことで、東京がものすごく遠く感じた。
もちろん、わたしの住む山形県酒田市から東京都内までは、特急・新幹線乗り継いで4時間はかかる。実際、近い距離ではない。ただ、その距離も、東京へ行くたびに短く感じるようになっていた。
東京には用事があれば行ってはいたし、今の自分にはそれで足りていた。でも、今回は「近くに住んでいれば、講演会だけでも行けたのに!」と散々思った。
今の自分には、東京すら遠い。オーストラリアを行き来してた頃なんて、「片道7ー8時間の海外なんて、海外じゃないみたい」とすら豪語していたのに!体の状態は、普段は何でもないこともやっと。自転車で5分の距離すらしんどかった。
実際の距離よりも、そういう自分の状況が作り出す距離感の方が行動を決める気がする。
なんかここに、ひっかかってそうなトリックがもっと他にありそうだ…。
…というようなことを考えて、やっぱりわたしは「場所にとらわれない」働き方がしたいと痛感。
時間と場所が限定される職場で働くのではなく、自分があちこち動いて作り上げていく仕事をしたい。
そういう働き方をしてる人たちはすでにいるし、増えてきている。今後は、そういう人たちにもどんどん会いに行きたいな。まずは、日本!
「遠くに行けば行くほど近くなる」ものもあるのだ。答えはまた別の機会に。