旅するイラストレーター こまつきょうこの日常図鑑

山形県の田んぼ・海・山の側で育ったイラストレーター。翻訳・通訳業(日英)も。 U.S.A.、スウェーデン、オーストラリアの3大陸在住経験有り。玄米好き。

過去と向き合いたくないだけの「前向き」なら、わたしにはいらない。

お正月早々、ちょっと落ち込んだことがあった。
去年のことで、行き場のない感情が残っていたことに気付いたのだった。
それで何かひどいことが起きたとか、そういうものではなかったのだけど。自分の中では、終わったことにしてきた。「だって、建設的じゃないから。そこにこだわってもいいことないし」と、もう消し去れたと思っていた。

だけど、その小さくて強い感情は残っていた。押し込められ蓋をされていただけ。今日、その蓋が開いて、その存在に気づいてしまった。ずいぶん動揺した。

そういう、いらない感情を切り離して前に進み続けられる人もいるだろう。余計なことだから、とはじめから冷静に捨て去れる人もいるだろう。

わたしには、できなかった。


「過去のことなんて、こだわらないで前に進むべき」
それも一理。

出発地点は今の自分だけれど、今いるこの場所は過去に自分が選んだもので作られた。忘れるだけが、過去との付き合い方でもないと思う。

マイナスだろうが、不要なものだろうが、それは結果。生まれたその感情は、自分を知る手がかり。闇になるかもしれない。光になれるかもしれない。

ただただ、上っ面をならすことだけ夢中になって「前向き」を目指すのはなにか違う気がする。
そんな薄っぺらい明るさなら、わたしはいらない。闇があることで光の奥行きを知ることができるから。
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by komatsukyoko | 2013-01-03 23:16 | 【日記】つぶやき

by 旅するイラストレーター こまつきょうこ
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