旅するイラストレーター こまつきょうこの日常図鑑

山形県の田んぼ・海・山の側で育ったイラストレーター。翻訳・通訳業(日英)も。 U.S.A.、スウェーデン、オーストラリアの3大陸在住経験有り。玄米好き。

いつも比較して生きている。

物事って相対的。


あああああ〜!!わかる!!わかるよ!!
と、勝手にものすごい量の感情移入をしたのは、映画「南極料理人」。
初めて観たのは、一昨年。おもしろいと聴いていて、DVDを借りてきたのだった。

オーストラリア、瀬戸内と経て実家の酒田に戻ったのは2011年の11月も下旬。数年を東北の冬を越さずに過ごした身は、日を追うごとに増す酒田の寒さに、外出する度に腹痛を起こすほど適応できなくなっていた。そして、去年は本当に雪が多かった。日中は灰色の空からどかどかと真っ白い雪が降ってくる。日が暮れるのも早く真っ暗になるのはあっという間。派手な色したオウムがあちこち飛び回る真っ青な空のオーストラリアも、白波なんて台風の時くらいしか立たない穏やかな瀬戸内海の景色ももう過去のもの。目の前に広がるのは、無彩色の景色。冬という囲いにすっぽり覆いかぶされてしまったようだった。

と、自分のことをカワイソウだと思い始めていた頃に観たのが上記の映画。こちらは、正真正銘の極寒の地、標高3800mの平均気温マイナス57℃の南極で越冬するのだ!(ペンギンやアザラシがいるのは、はるかかなた。ここでは、ウイルスさえも生存できないらしい…)しかも、「ムリ!帰る!」と言ったところで(命に関わるなど)よほどでなければ出られない真っ白の世界。そこに一年の任務で滞在する隊員たちの日々を描いたもの。

「こ、この環境よりはマシ…!!」と冬の酒田で生活することにずいぶんと勇気づけられたものです…。


そして、それから少しして、1月の北海道を旅しました。酒田よりかなり冷え込む大地。しかし、本州では見ない備え付けの暖房器具で、室内は暖かく快適なところがほとんどで、電車も二重窓。すきま風なんて吹き込まず、暴風雪の多い酒田の建物や電車もこうだったら…と乗る度思った。10日間ほど過ごし、北海道からフェリーで秋田へ。港に着いた途端、暖かく感じて笑えてくるほどだった。そして、電車で酒田に着き、実家に戻ると…、家の中が寒くて泣きそうだった。ほんとに!!しばらくダウンが脱げず、そしてまた腹痛の続く日々に逆戻り…。
今年はようやく体も慣れたようだし、去年ほど冷え込みはひどくないから体も平気です。

オーストラリアにいた頃、41.6℃の暑さを経験したことがある。もう、意味がわからないくらいだった。それからほぼ1年後には北海道でマイナス19.8℃の中に立つ。温度差60度以上!!



でも、ここで思ったのは、「なにかを感じる時には、その前のことが大きく影響している」ということ。

ここで書いたのは、体感温度と温度だけど、目の前で起きる出来事もそうやって判断することが多かったんだろうか?という疑問が湧いた。
比較することで、対象の特徴をあきらかにすることもできるけど。

比べることに必死で、物事の本質、見落としてないかな…。


…今日は、答えが出ません。
また、いずれ。
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by komatsukyoko | 2013-01-08 23:11 | 【日記】つぶやき

by 旅するイラストレーター こまつきょうこ
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