生きていく上で必要な、お金のこと
2013年 03月 04日
上の言葉は、あるファイナンシャルプランナーの方の言葉。
著書もたくさんあり、わたしも数冊読ませていただいた。
本の中では、数々の「お金の問題」に的確なアドバイスをし、ライフスタイルの根本から見直す方法が書かれていた。
わたしにも、学生時代に学費・生活費の一部として貸与した奨学金がある。奨学金とは名前ばかりで、返還義務のあるお金のこと。卒業後から毎月、細ーく長ーく返し続けてきた。これも、呼び方を変えれば、借金である。
借金は悪いもの、という印象しかなかったわたしは、返していかなければならないお金がある、というのは肩身が狭かった。奨学金を返還している社会人は少なくないはず。しかし、友人たちとはお金の話なんてほとんどしないし、毎月いくら稼いで返済と支払いしてるかなんて知らない。
毎月の返済があることは、やはり不安。
早く完済しないと!貯金崩して返済を急ぐべき?
と、不安に追い立てられるように焦りが強くなった。そんな時に見つけたのが上にあるFPの方の本。
お金とはどんな道具なのか、また使ったり貯めたりする時に気をつけることなど、わかりやすい言葉で書いてある。また、実際にコンサルティングで出会った人たちの実例も頻繁に出てくるので、立場が自分に近い人の話ほど参考になる。
お金との付き合い方。これも掃除と一緒で、家庭ごとの「しつけ」のように、よその人に教わるものではないと考える人がまだまだ多い気がする。でも、やはりプロフェッショナルの意見を聞くのは、自分の癖を見つけたり見直したり、それによって行動を変える大きな契機となる。
冒頭の言葉は、家計相談の問い合わせをした時に聞いたもの。わたしの話すことを的確に汲み取り、見えなかった角度に光を当てて新しい捉え方に気づかせてくれた。詳しくは、やはり直接会ってから、となったが、たった数分の会話が終わった後はかなり肩が軽くなった。自分の持つ能力を活かして相手の助けになろうというパワーのようなものが電話でも伝わってきたのだった。
もちろん相談は有料だが、初回は無理せずお願いできる金額だった。その機会まで、また著作を読む予定。
そして、冒頭の言葉。
幸い、奨学金は返済利子があってないようなもの。一括返済したところで、毎月のやりくりが逼迫するほどでは本末転倒だし、生命保険に入っているとはいえなにかと口座にお金があった方が融通が効く。
毎月、無駄は省きつつ無理はせず、少し長い目で見てもいいようだ。そう思い返し、不安は減った。
「”無欲であること”は、別に美しくも素晴らしくもない。」
同じ方の言葉。手に入れたいものがたくさんあって、その欲をエネルギーに楽しむ方が健康!やりたいことは、いっぱいあった方が楽しい。お金も道具なのだ。