誰かにイライラしたら、本当はうらやましいからかもしれない。

「そう言ってるだけじゃ、”100万円欲しい”、”ポルシェ乗りたい”って言うのと一緒だろ。
本当にそうしたいのなら、どうやったら100万円手に入るか、何をしたらポルシェに乗れるのか考えて
それを行動しないと。」

...

いつも、言動にイライラしている相手がいた。
他人のこと全く考えないで、ものの言い方もキツい!と思っていた一方で、
それは、常に各場面で何を遂行するべきなのかを判断しているからだとも気付いていた。
でも、やっぱり、好き勝手やってるように見える相手の、
”そんな言い方ないでしょ”、という口調にひっかかったままだった。

そして、上の言葉を同じ相手から聞いた時、初めてすっと腑に落ちた。
と同時に激しく同意した。そうそう、そうなんです!!!!
別の人に熱く語っていた場面の横で聞こえてきたのだけど。

きっとその人の根本的な考え方はそれなのだ。行動もその視点に基づいたもの。
好きなことやりたいことしかしてないからストレスたまらないんだ。
これは、会社員でもフリーランスでもどんな立場でも関係ない。
目的を即座に判断し、必要なことをやる。それ以外はどうでもいい。
例えば、「こう言ったら、あの人はどう思うのかな」とか「こんなやり方やったら嫌われるかな」とか
そんな迷いは全くない。
やりたいからやる。そのためにはどうするか。それを考えて行動に移す。
そうしないと「◯◯したいんだけどね〜」と言ったまま一生が終わる。
ほんとにしたいの、それ?

冒頭の台詞、聞いた相手は納得できないようだった。
やらなければいけないこと、たくさんあるよね。
期日を守らなければならない相手や物事だってたくさんある。
そうしたら、自分のしたいことを二の次にして、やらなければならないことを重ねていく。
その状況を「本当に」変えたいのなら、「本当に」なにか行動をするべき。

でも、わたしも躊躇する気持ちもよくわかる。
オーストラリアに行く前にそうだった。今持つもの全てを失うのが怖いんだよね。
周りに何か言われるのも、怖いんだよね。
「普通はやらないし」「周りにやってる人いないし」「そんなこと出来るのは一部の人だけだし」
そうやって言い訳して、現状の沼にずぶずぶ浸かる。苦しいけど楽なんだよ。
そこから出る力を使わないで済むから。新しい世界に驚かずに済むから。

それでも。
どっちに行きたい?
答えに気付いたなら、何をしたらいいかもわかるよね。



……わたしは、そのイライラしていた相手を、うらやましかったのだ。
そう気付いてしまった。
誰の顔色を伺うでもなく、やるべきこともやるけれど、自分のやり方で自由にやっている相手が。
周りの反応なんかどうでもよくて、いつでもその人自身なのだ。
当然、自由や好き勝手にも大きな責任はついてまわる。
それを知ってこそできることなのだ。

好き勝手やってきたつもりでいたけど、わたしはまだまだだった。
相手にイライラしているのではなく、そうしたいけどやれていない自分を見つけてイライラしていたのだ。

ふがいないねー。

もっと、好き勝手に生きようっと。


イラストレーター こまつきょうこ HP 
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