旅の効能 〜言葉がわからなくても道に迷っても、そんなことは二の次。
2016年 01月 13日
旅を終えて見つけたこともっと好きにしていいし、したいことをしてもいいし、しなくてもいい。欲しいものは欲しいと言っていいし、要らないものは要らないと言っていい。現地の言葉が話せなくても、道に迷って途方に暮れても、英語で話しかけて冷たくあしらわれても、それでも、わたしはわたしという価値を失わない。誰かに否定されて傷ついたのならそれは自分で自分を否定していること。誰がなんと言おうと、わたしはわたしでOKなのだ。
そんな単純明快なことを、何千キロも離れた、言葉の通じない凍てつく国でやっと気づいた。動いて、必要のなくなったものを捨て、好きになったチョコレートをかばんにつめた。簡単な取捨選択を、普段はずいぶん難しくしていたようだ。きっとこんな風がいい。身軽にさらさらと、歩いて行くのだ。