旅するイラストレーター こまつきょうこの日常図鑑

山形県の田んぼ・海・山の側で育ったイラストレーター。翻訳・通訳業(日英)も。 U.S.A.、スウェーデン、オーストラリアの3大陸在住経験有り。玄米好き。

いじめっこに「ごめん」と言われたら、許すとか許さないとかもうどうでもよくなっていた。2

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いじめっこに「ごめん」と言われたら、
許すとか許さないとかもうどうでもよくなっていた。
からの続きです。



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同窓会、なんだか居心地が悪かったね。


小学生の頃、きょうちゃんのこと、いじめてごめんね。

わたしは、きょうちゃんのことうらやましかったんだと思う。

ご両親に愛されて幸せそうだったこと、

たっちゃん(わたしの初恋の相手!)を

好きって言えるまっすぐな気持ちを持ってることを。


あの後、ずいぶんわたしは後悔して苦しんだ。

自分の未熟な感情で、きょうちゃんのこと

いっぱい傷つけた。

わたしが苦しんだのは当然。自業自得。

でも、やっと謝れた。ごめんね。

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(文章は変えてありますが、

内容は上のようなことが

書かれていました。)



当時は、ほんと嫌なやつ!とも思ったけれど、

わたしは彼女みたいになりたかった。

かわいくて、なんでもできて。

でも、彼女は彼女で、

わたしのことをうらやましかったなんて。

お互いずいぶん誤解していた。


なんかね、もう、彼女のこと、

許すとか許さないとか

そういう次元じゃなくなってた。

その手紙を読んだから。


彼女があの頃どんな思いで

過ごしていたのかということ、

彼女も自分の何かと戦ってしまったこと、

そういうことがわかって、

わたしはもう充分だった。


彼女に対する嫌な思いも、

それをはねつけなかった弱い自分も、

もういいや、ってスッと消えていった気がした。

びっくりするくらい、跡形もなく。


きっと、なんだけど。

当時、彼女の内面が

見えそうで見えなかったのが

不安だったのかもしれない。

勝気なところと

わたしに向ける口調の強さに

少しのずれが見えていたから余計に。


10年近く経ったあと、

文字にして手紙を出すこと、

かなり勇気が必要だったと思うんだ。

なかったことにしたくもなるし。


お互い住む場所が変わって、

手紙のやりとりはなくなった。

もうあれから会っていないのだけど、

きっと今もかっこよく生きていると思う。


元気でいてね。













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by komatsukyoko | 2016-09-14 23:18 | 【イラスト】エッセイ、絵日記

by 旅するイラストレーター こまつきょうこ
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