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「あの時ああすれば」って後悔したなら 〜ひいばあちゃんと苺

後悔しないように、って思っても
やっぱりする時は、どうしてもある。
わたしの場合は、生前の曾祖母に対して。
もっと近くでお話すればよかったな。
それでも、そのときの精一杯だったなら
自分のこと、許してもいいんじゃない?
「あの時、ああしていれば…」を、
「それなら他の出来事にこうしよう」って
ちょっと目線を変えるだけでも、いいと思うよ。


どうしてそう思ったか、という
ひいばあちゃんとわたしの話…
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母方のひいばあちゃんには
生前とてもかわいがってもらった。
「男の子たちには内緒だよ」と
他のいとこたちにはあげない
あめ玉をもらったりした。
ひいばあちゃんの部屋にしまってある
缶の入れ物に入ったあめ玉。
部屋に呼ばれて、手のひらに
のせられるのが好きだった。
ひいばあちゃんから見て初孫である母の
初めての娘だったから、そして、
年の近いいとこたちの中で、
わたしだけ女の子だから気にかけてくれていたみたい。

それでも、誰かが困っていると
必ず手を差し伸べるひいばあちゃん。
存在感がとても大きくて、おうちの中にいると
みんなホッとしているようだった。
いつも笑顔の人だった。
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ある時から、ひいばあちゃんは入院をした。
わたしは母に連れられてお見舞いに行った。
叔母もたしか一緒だったかな。
こちらに気づいて起き上がろうとするけれど、
誰かの支えが必要だった。
ひいばあちゃんは、いつも通りに笑顔だったのだけれど、
それでも少し我慢しているのが見えた気がした。




つづく。


























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