旅するイラストレーター こまつきょうこの日常図鑑

山形県の田んぼ・海・山の側で育ったイラストレーター。翻訳・通訳業(日英)も。 U.S.A.、スウェーデン、オーストラリアの3大陸在住経験有り。玄米好き。

本当に必要なものなら、取り返せ! 映画『黄金のアデーレ』を観た。



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「過去にこだわらずに前を見て進むべきだ」
「そんなことは忘れて、現実を見るべきだ」

一見、前向きな言葉に聞こえはしますが、
その”過去”が本当に許し難い出来事だったら?
無理矢理突きつけられた現実を耐えて、
生きてこなければならなかったとしたら?

最初の言葉なんて、他人ごとだと思ってるから言えるんだ!
手放さなければならなかったもの、
本当に自分にとって大切なものならば、取り返しに行くべき!

思い出でも、感情でも、なんでもかんでも捨てればいい訳じゃないよな…

そんなふうにも考えた。


主人公のマリアは、アメリカに暮らす82歳。
姉を失くした彼女は、ある依頼を弁護士に持ち込む。
それは、最も有名な画家の1人、クリムトが描いた肖像画を
ウィーンの美術館から取り戻すこと。
そこに描かれた女性は、彼女の叔母だった!

…というストーリーが実話!!

以下、ネタバレ含みます。














戦利品(というか一般市民から強奪した)を、後の国の財産として
誇ったことがあったこと、
そして主人公マリアの下の戦争を経験していない世代で
彼女が起こした裁判に否定的な人たちもいたこと…
そういう事実にも驚いた。
今でも多くの美術品が、その持ち主だった人物やその家族の手元に戻っていないそう。

好きだったシーン:
・弁護士シェーンベルクの、「はじめはお金目当てだった」という後ろめたさを
彼の奥さんにもらすところ。お金と割り切ってしまわないところや悩むところが人間臭くて良かった。

・最高裁でのシーン
やりとりにユーモアがあるってすごいな!
裁判長(というのかな)が、緊張したシェーンベルクをリラックスさせようとしていたのも見えて。





ダニエル・ブリュールの知的なおでこと、
外国語訛りの英語が好きです。


ものを残す、捨てる、っていう捉え方が少し変わるかも。


へばのー!!




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by komatsukyoko | 2016-01-30 00:00 | 【これ見た!】映画・ドラマ・舞台

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