「さすが機能美の国!!無駄なものが一切ない!!カッコいい!!」
と、行きのフライト経由地で、
その空港の景色を一目見て(心の中で)叫んでいました。
空港内の建物は、形が統一され、几帳面さが前面に出ていて、
もともとこの国の工業製品のデザインが好きだったので
ニヤニヤしながら満足して眺めていました。
ところが。
ロシアを旅し、帰りのフライトでも、経由地は行きと同じ国。
都市は違ったものの、空港敷地内の建物のデザインは一緒だ。
(行きも帰りも同じ航空会社。)
窓から見える景色は行きの時とほぼ同じはずなのに…
自分の感じ方がすっかり変わってしまったことに驚きました。
周りは何も変わってはいない。変わったのはわたしの方でした。
動き回って、滞在してきた場所で、いろんなものを見て聞いて。
そうして体の中に取り入れたものが変われば、
何かが変わるのは当然なのです。
国はもちろん、地域や集団、どこにいるかで「当たり前」や「常識」は全く異なります。
怖いのは、ひとつの常識から外に出れなくなってしまうこと、
そして、たった一つの視点から、他の良し悪しや優劣を判断してしまうこと。
いろんな「当たり前」や「常識」がいくつも存在するということを、知るだけでもいい。
全部を理解なんかとうていできない思うのです。
でも、そうやっていろんな視点があるということを知るだけでも、
きっともっと楽しめるでしょ。
うん、こういうの毎日見ていたら、違う人生になるわ☆サンクトペテルブルク 血の上の救世主教会
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こまつきょうこ